JavaScript/0
0
0 は、JavaScriptにおける数値型(number)の1つで、数値のゼロを表します。数値演算や条件評価など、多くの場面で使用される基本的な値です。
特徴
使用例
const zero = 0; console.log(typeof zero); // "number" console.log(zero + 1); // 1 console.log(zero === 0); // true
0の特別な性質
0には、通常のゼロ(正のゼロ)と負のゼロという特殊な性質があります。JavaScriptでは両者は同じように扱われることが多いですが、特定のケースでは区別されます。
正のゼロ (0) と 負のゼロ (-0)
console.log(0 === -0); // true console.log(Object.is(0, -0)); // false
- 負のゼロは、特定の演算(特に除算)で結果に影響を与える場合があります。
console.log(1 / 0); // Infinity console.log(1 / -0); // -Infinity
0と真偽値評価
JavaScriptにおいて、0
はfalsyとして評価されます。
if (0) { console.log("このコードは実行されません"); } else { console.log("0はfalsyです"); // 実行される }
0の型変換
0
は、コンテキストに応じて他の型に変換されることがあります。
文字列への変換
- 数値
0
を文字列に変換すると `"0"` になります。
console.log(String(0)); // "0"
真偽値への変換
console.log(Boolean(0)); // false
注意点
console.log(0 == false); // true console.log(0 === false); // false
まとめ
0
はJavaScriptの数値型の基本的な値であり、計算や条件式に頻繁に利用されます。- 正のゼロと負のゼロの違いは、通常は無視されますが、特定の状況では重要です。
- 真偽値評価ではfalsyとして扱われます。