Go/else
Goにおける else
キーワードは、if
ステートメントと組み合わせて使用され、条件が偽 (false
) であった場合に実行されるコードブロックを定義するために使われます。
if
ステートメントは、指定された条件が真 (true
) の場合に特定のコードブロックを実行します。else
キーワードを使うと、その条件が偽であった場合に実行する別のコードブロックを指定できます。
基本的な構文:
if 条件式 { // 条件式が true の場合に実行されるコード } else { // 条件式が false の場合に実行されるコード }
動作:
- まず、
if
の後の条件式
が評価されます。 条件式
の評価結果がtrue
であれば、if
ブロック内のコードが実行されます。条件式
の評価結果がfalse
であれば、else
ブロック内のコードが実行されます。if
ブロックまたはelse
ブロックのいずれかのコードが実行された後、if-else
ステートメント全体の後のコードへと処理が移ります。
- 例
package main import "fmt" func main() { age := 18 if age >= 20 { fmt.Println("成人です。") } else { fmt.Println("未成年です。") } }
この例では、変数 age
の値が 20 以上であれば "成人です。" と出力され、そうでなければ "未成年です。" と出力されます。
else if
を使用した複数の条件:
複数の条件を順に評価したい場合は、else if
を使用します。
if 条件式1 { // 条件式1 が true の場合に実行されるコード } else if 条件式2 { // 条件式1 が false で、条件式2 が true の場合に実行されるコード } else { // どの条件式も false の場合に実行されるコード (省略可能) }
else if
は複数記述することができ、上から順に条件式が評価されます。最初に true
と評価された条件に対応するブロックのコードが実行され、残りの else if
や else
ブロックはスキップされます。もしどの if
や else if
の条件も true
にならなかった場合、else
ブロックが存在すればそのコードが実行されます。
- 例
package main import "fmt" func main() { score := 75 if score >= 90 { fmt.Println("評価: 秀") } else if score >= 80 { fmt.Println("評価: 優") } else if score >= 70 { fmt.Println("評価: 良") } else { fmt.Println("評価: 可") } }
この例では、score
の値に応じて異なる評価が出力されます。
else
キーワードは、if
ステートメントによる条件分岐処理において、条件が満たされなかった場合の代替処理を記述するために不可欠な要素です。else if
と組み合わせることで、より複雑な条件分岐を簡潔に記述することができます。