Go/Keywords

Goにおける Keywords(キーワード)とは、Go言語の文法において特別な意味を持つ予約語のことです。これらのキーワードは、変数名、関数名、型名などの識別子として使用することはできません

以下に、各キーワードの主な役割を簡単に説明します。

  • 制御フロー:
    • break: for, switch, select 文から処理を抜け出す。
    • case: switch 文における個々の条件を示す。
    • continue: for ループの現在のイテレーションをスキップし、次のイテレーションを開始する。
    • default: switch 文において、どの case にも一致しない場合の処理を示す。
    • else: if 文において、条件が偽の場合の処理を示す。
    • for: ループ処理を記述する。
    • goto: プログラムの実行を指定されたラベルに無条件に移動させる(使用は推奨されないことが多い)。
    • if: 条件分岐を行う。
    • range: for ループで、配列、スライス、マップ、チャネルなどを反復処理する。
    • select: 複数のチャネル操作のうち、最初に準備できたものを実行する。
    • switch: 複数の条件に基づいて異なる処理を実行する。
  • 宣言:
    • const: 定数を宣言する。
    • func: 関数を宣言する。
    • import: 他のパッケージを現在のファイルにインポートする。
    • interface: インターフェース型を宣言する。
    • map: マップ型を宣言する。
    • package: 現在のファイルが属するパッケージを宣言する。
    • struct: 構造体型を宣言する。
    • type: 新しい型を宣言する(エイリアスやカスタム型)。
    • var: 変数を宣言する。
  • 並行処理:
    • chan: チャネル型を宣言する(ゴルーチン間の通信に使用)。
    • go: 新しいゴルーチンを開始する。
  • その他:
    • defer: 関数呼び出しを、その関数がreturnする直前に遅延させる。
    • fallthrough: switch 文の case の処理を終えた後、次の case の処理を無条件に実行する。
    • return: 関数から値を返して処理を終了する。

これらのキーワードは、Go言語の基本的な構文要素であり、Goプログラムを記述する上で不可欠なものです。プログラマーはこれらのキーワードの意味と使い方を理解し、識別子として誤って使用しないように注意する必要があります。

カテゴリ:Go
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