Help:Extension:CheckUser/ja

これは CheckUser 拡張機能の使用方法に関するヘルプ ページです。 インストール手順は CheckUser ページを参照してください。

Special:CheckUser の使用方法

Special:CheckUser は、アカウントや匿名利用者に関する CheckUser データを照会するためのインターフェイスです。 このツールは、checkuser 権限を持つ利用者のみが使用できます。 ツールに表示されるデータには有効期限があり、既定では90日に設定されています。

検索フォーム

チェックを実行する前に表示される検索フォーム
  1. Special:CheckUser を開きます。
  2. 利用者名とIPアドレス フィールドに、利用者名 (User: 接頭辞なし)、IP アドレス、または CIDR 範囲を入力します。
    • このフィールドには、IPv4 または IPv6 の任意のアドレスを入力できます
    • CIDR - IP アドレスの範囲をチェックするには、CIDR 接頭辞を追加します。 既定の CIDR 接頭辞値は、IPv4 では 16~32、IPv6 では 19~128 の範囲です。 記法は Help:範囲ブロック を参照してください。
    • XFF - X-Forwarded-For ヘッダーによって提供されるクライアント IP アドレスを確認するには、/xff を追加します (例: 127.0.0.1/xff)。
  3. 取得したい情報を選択します:
    • IPアドレスを取得 - 登録利用者が使用した IP アドレスを返します。
    • 操作を取得 - ターゲット フィールドに指定された IP アドレスまたは範囲を使用した利用者のすべての編集と記録された操作、またはターゲットが利用者の場合はその利用者のすべての編集と記録された操作を返します。
    • 利用者名を取得 - IP または範囲から編集を行った利用者アカウントを返します。
  4. 理由: フィールドに、チェックを実行する理由を入力します。 理由は短い方が望ましいですが、チェックの監査に十分なコンテキストを含める必要があります。 この情報は、checkuser-log 権限を持つ利用者のみが閲覧できるログに記録されます。

返される情報

IPアドレスを取得

利用者が使用した IP アドレスを取得するチェックの例

IPアドレスを取得 の結果には、指定した利用者アカウントが最後に使用した IP アドレスが返されます。 スクリーンショットの右側に、チェックの例が表示されています。

結果の書式は、リストをコンパクトにし、素早く確認しやすいように設計されています。 情報は以下のように配置されます:

  • 172.18.0.1 (ブロック) (2025年5月4日 (日) 18:50 -- 2025年5月4日 (日) 21:53) [8] (全利用者による編集 ~8回)
WHOIS/RDNS  この範囲をチェック  この範囲の以前のチェック

  • IP アドレス (当該 IP アドレスに関連する利用者リンク群) (当該 IP を使用した期間) [この利用者が当該 IP アドレスで行った操作数] (すべての利用者が当該 IP で行った操作数)
MediaWiki:Checkuser-cidr-tool-links で定義されたツール群

操作を取得

編集の取得チェックの例

操作を取得 の結果は、指定された IP アドレスまたは範囲で行われたすべての利用者による操作のリスト、またはターゲットが利用者である場合、その利用者によるすべての編集とログ記録された操作を返します。 スクリーンショットの右側に例として結果が表示されています。

結果に表示される操作には、Special:RecentChanges に送信された操作だけではなく、Special:CheckUser にのみ表示されるログ イベント (例: アカウントへのログインやログアウト) も含まれます。

利用者名を取得

IP アドレスで利用者を確認するためのチェックの例

利用者名を取得 の結果には、指定した利用者アカウントが最後に使用した IP アドレスが返されます。 スクリーンショットの右側に例として結果が表示されています。

これは特定の書式に大量の情報を盛り込むための書式で、リスト化や読み流しが非常に簡単にできるものの、提供された情報が何かを知らない限り、読むのは困難です。情報の配置は次のとおりです。 情報のレイアウトは以下のとおりです:

Johndoe124 (トーク | 投稿記録 | ブロック | チェック) (2025年5月4日 (日) 18:50 -- 2025年5月4日 (日) 21:53) [153]
(自動巡回者)

  • 172.18.0.1
  • Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/135.0.0.0 Safari/537.36
  • ブランド: Chromium 135.0.7049.115, ブランド: Google Chrome 135.0.7049.115, ブランド: Not-A.Brand 8.0.0.0, プラットフォーム: Windows 15.0.0, モバイル: いいえ

利用者名 (利用者リンク群) (特定の IP または IP 範囲から編集を行った期間) [特定の IP または IP 範囲から実行された編集の回数]
(この利用者が属する利用者グループ群)

編集時の IP/XFF 組み合わせが使用した順に表示されます。 IP アドレスの後に、最後の 10 個のユーザー エージェント (ブラウザー、オペレーティング システム、システム言語、バージョン) と、最後に使用された 10 個のユーザー エージェント クライアント ヒント (MediaWiki 1.41以降) が表示されます。

XFF 形式

XFF (X-Forwarded-For) ヘッダにより、利用者のコンピュータ (1番目) が使用した一連のIPアドレス群から最終プロキシサーバまで表示されます。ウィキメディアの場合、最近のプロキシサーバとはウィキメディアのプロキシ群のどれかに該当します ([$url Wikimedia configuration file]内の$1に表示。) XFF ヘッダーは、利用者のコンピューターによって偽の値を設定できるため、信頼できないものと見なされます。 すべての IP アドレスが信頼できるプロキシである場合、XFF ヘッダーは信頼できると見なされ、緑色の背景になります。

ツール リンクのカスタマイズ

Special:CheckUser の結果を取得した際、以下のインターフェイス メッセージを使用して個人用の利用者ツールリンクを追加できます:

  • MediaWiki:Checkuser-userlinks-ip - IP アドレスに対して $1 (m:MediaWiki:checkuser-userlinks-ip など)
  • MediaWiki:Checkuser-userlinks - 登録済み利用者に対して $1 (m:MediaWiki:Checkuser-userlinks など)
  • MediaWiki:Checkuser-toollinks - チェック種別 IPアドレスを取得 で示した IP アドレス群 (例は m:MediaWiki:checkuser-toollinks)
  • MediaWiki:Checkuser-cidr-tool-links - CIDR 計算ツールによって生成された IP 範囲は、すべての Special:CheckUser ページの下部に表示されます。 (1.41 で導入)

Special:Investigate の使用法

Special:Investigate は、利用者アカウントおよび匿名利用者の CheckUser データを検索するための代替インターフェイスです。 このツールはシングル ページ デザインを採用しており、チェックを実行する際にタブを開きすぎるのを防ぎます。 しかし、Special:CheckUser にあるクライアント ヒント データの表示など、いくつかの機能が欠けています。 このツールは investigate 権限を持つ利用者のみが使用できます。 ツールに表示されるデータには既定で 90 日の有効期限が設定されています。

基本的な使用法

  1. Special:Investigate を開きます。
  2. 利用者名とIPアドレス の欄には、最大 10 個のターゲットを入力します。ターゲットは、利用者名 (User: 接頭辞なし)、IP アドレス、または CIDR レンジです。
  3. 理由 フィールドに、チェックの理由を入力します。 理由は短い方が望ましいですが、チェックの監査に十分なコンテキストを含める必要があります。 この情報は、checkuser-log 権限を持つ利用者のみが閲覧できるログに記録されます。

高度な機能の使用は Help:Special Investigate を参照してください。

ツール リンクのカスタマイズ

Special:CheckUser と同様に、IP アドレス付近に表示されるリンクをカスタマイズできます。

リンクは checkuser-investigate-compare-toollinks メッセージで定義されています。 このメッセージを解析してリンクを見つけ、IPアドレスとユーザーエージェント タブのメニューに追加します。

Special:InvestigateBlock の使用法

Special:InvestigateBlock は、CheckUser のチェック後に利用者や IP アドレスを一括ブロックするためのインターフェイスです。 このツールを使用すると、複数の対象を同じ理由でブロックし、さらに利用者ページや会話ページに内容を追加できます。 このツールは、checkuser および block の権限を持つ利用者のみが使用できます。

基本的な使用法

  1. Special:InvestigateBlock を開きます。
  2. 利用者名またはIPアドレス フィールドに、ブロックする対象 (利用者名、IP アドレス、CIDR 範囲) を入力してください。
  3. ブロックの詳細を入力し、利用者ページや利用者会話ページに内容を追加するかどうかを指定してください。
  4. Submit the blocks.

このツールでは、CheckUser データを誤って公開しないよう、同じフォームで利用者名と IP アドレスを同時にブロックすることはできません。 Special:Investigate および Special:CheckUser からの事前入力リンクは、アカウント用と IP アドレス用の 2 つに分けられており、フォーム使用時に警告が表示されないようになっています。

臨時アカウントの IP 群を表示

MediaWiki バージョン:
1.40
臨時アカウントの IP を表示する IPを表示 ボタンのスクリーンショット

MediaWiki 1.40 以降、臨時アカウント利用者リンクの隣にボタンが表示され、対応する IP アドレスを明示できます。

この機能は、checkuser-temporary-account および checkuser-temporary-account-no-preference の権限を持つ利用者のみが使用できます。 さらに、このツールを使用するには、臨時アカウントのIPアドレス開示を有効にする の設定を有効にする必要があります。 サイト全体でブロックされている利用者はこの機能を使用できません。

これらのボタンは、臨時アカウントの利用者名の横に表示されます。履歴ページでの編集や Special:Contributions での操作などに対して表示されます。

管理者は、Special:Block にアクセスし、臨時アカウントを利用者名フィールドに入力することで、そのアカウントが使用した IP アドレスの一覧を確認できます。 これは、IP アドレスのブロックが利用者の不正行為を防ぐのに適しているかどうかを判断できるようにするためです。

以下のページには表示されません: Special:CheckUser, Special:Investigate, Special:InvestigateBlock, Special:ListUsers, Special:BlockList, Special:ActiveUsers

Special:IPContributions の使用法

MediaWiki バージョン:
1.43

このページは、指定された IP アドレスまたは CIDR 範囲で臨時アカウントが行ったすべての編集を、CheckUser データの保持期間内 (既定では 90 日) に検索するために使用されます。 このページは、臨時アカウントがウィキ上で認識されている場合にのみ利用できます。

このページを使用するには、臨時アカウントの IP アドレスを表示する権限を持っている必要があります (「臨時アカウントの IP を表示する」節を参照)。

基本的な使用法

  1. Special:IPContributions を開きます。
  2. IP アドレスまたは範囲: フィールドに IP (IPv4 または IPv6) または CIDR 範囲を入力します。
  3. 必要に応じてパラメーターを調整し、検索を送信します。 この操作は checkuser-temporary-account ログに記録され、checkuser-temporary-account-log 権限を持つ利用者に表示されます。

Special:GlobalContributions の使用法

MediaWiki バージョン:
1.43

この特別ページは、Extension:GlobalPreferences および Extension:CentralAuth の拡張機能がインストールされている場合にのみ使用できます。 このツールを使用すると、指定された対象が CheckUser のデータ保持期間 (既定では 90 日) 内に全ウィキで行った編集を確認できます。

このツールは以下の対象を検索できます:

  • 利用者名 (通常または臨時)。その利用者による全ウィキでの最近の編集が表示されます。
  • IP アドレスまたは CIDR 範囲。一時的なアカウントがその IP アドレスまたは範囲で行った最近の編集が表示されます。 利用者は、臨時アカウントの IP アドレスを表示する権限があるウィキでのみ結果を確認できます (臨時アカウントの IP アドレスの表示 節で説明されている通り)。

ページは、名前が IP アドレスである匿名利用者の貢献を表示しません。 これは、現在のデータベース テーブル構造の技術的制限によるものです。

When using this tool for an IP address or range, the user will make authenticated connections to multiple projects; doing so may result in autocreation of local accounts. (T385752)

基本的な使用法

  1. Special:GlobalContributions を開きます。
  2. 利用者名、IPアドレスまたは範囲: フィールドには、利用者名、IP (IPv4 または IPv6)、または CIDR 範囲を入力します。
  3. 必要に応じてパラメーターを調整し、検索を送信します。 IP アドレスまたは CIDR 範囲をターゲットにして検索した場合、この操作は checkuser-temporary-account ログに記録され、checkuser-temporary-account-log 権限を持つ利用者にのみ表示されます。
  4. ローカルの結果に加えて、他のウィキからの結果も返されます。 IP アドレスまたは CIDR 範囲を検索に使用する場合、結果は臨時アカウントの IP アドレスを表示する権限があるウィキに制限されます (臨時アカウントの IP アドレスの表示 節を参照)。


Special:CheckUserLog の使用法

CheckUserLog ページの例

Special:CheckUserLog ページは、Special:CheckUser、Special:Investigate、および CheckUser クエリ API で実行されたすべてのチェックのリストを提供します。 インターフェイスは Special:Log に似ていますが、いくつかの追加機能があります。 このページには、checkuser-log 権限を持つ利用者のみがアクセスできます。この権限は既定で checkuser グループの利用者に付与されます。 このページは、他の利用者が実行したチェックを監査し、不正行為が行われていないことを確認するために使用されます。

Special:Log の機能に加えて:

  • ページでは、指定された理由のログをフィルタリングできます (ワイルドカード検索は行わず、理由はウィキテキストを含む場合を除いて正確に一致する必要があります)。
  • フィルターが適用されると、チェックのタイムスタンプがリンクとなり、フィルターなしのリストにオフセットを加え、同時期に実行されたすべてのチェックを含むようになります。 これにより、他のチェックによって実行されたチェックを見つけ、チェックの監査を支援できます。

APIs

CheckUser は API も提供し、Special:CheckUser および Special:CheckUserLog に表示される情報にアクセスできます。 これらの API は特殊ページと同様に動作しますが、構造化された形式でデータを返します。 チェックに使用される checkuser API の理由は、「API:」という接頭辞が付けられており、チェックの監査を支援します。 これらの API に関する詳細な説明文書は下記に記載されています。

list=checkuser (cu)

(main | query | checkuser)
  • This module requires read rights.
  • This module requires write rights.
  • This module only accepts POST requests.
  • Source: CheckUser
  • License: GPL-2.0-or-later

Check which IP addresses are used by a given username or which usernames are used by a given IP address.

Specific parameters:
Other general parameters are available.
curequest

Type of CheckUser request:

userips
Get IP address of target user.
edits
Deprecated. Get actions performed by target IP address or range.
actions
Get actions performed by target IP address or range.
ipusers
Get users from target IP address or range.
This parameter is required.
One of the following values: actions, ipusers, userips, edits
cutarget

Username, IP address, or CIDR range to check.

This parameter is required.
Type: user, by any of username, IP, Temporary user and IP range
cureason

Reason to check.

This parameter is required.
Default: (empty)
culimit

Limit of rows.

Type: integer or max
The value must be between 1 and 500.
Default: 500
cutimecond

Time limit of user data (like "-2 weeks" or "2 weeks ago").

Default: -2 weeks
cuxff

Use XFF data instead of IP address.

cutoken

A "csrf" token retrieved from action=query&meta=tokens

This parameter is required.

list=checkuserlog (cul)

(main | query | checkuserlog)

Get entries from the CheckUser log.

Specific parameters:
Other general parameters are available.
culuser

Username of the CheckUser.

cultarget

Checked user, IP address, or CIDR range.

culreason

Reason given for the check.

cullimit

Limit of rows.

Type: integer or max
The value must be between 1 and 500.
Default: 10
culdir

In which direction to enumerate:

newer
List oldest first. Note: culfrom has to be before culto.
older
List newest first (default). Note: culfrom has to be later than culto.
One of the following values: newer, older
Default: older
culfrom

The timestamp to start enumerating from.

Type: timestamp (allowed formats)
culto

The timestamp to end enumerating.

Type: timestamp (allowed formats)
culcontinue

When more results are available, use this to continue. More detailed information on how to continue queries can be found on mediawiki.org.

UserInfoCard

Placeholder for documentation of the UserInfoCard feature